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(R18) 雑草ノ花 (壱) ─鬼灯の冷徹─

第4章 【天高く神獣肥ゆる秋】


「若い、獄卒……?」

「そう。借り物競争で
紗英ちゃんの手握ってた奴」

ああ、これはもしや

「(嫉妬……してくれてるのかな)」

淡い期待が紗英の中で、
むくりと頭をもたげ始めた。

白澤は紗英の胸に
熱い舌を這わせたまま話す。

「男鬼(アイツ)の借り物札、
なんて書いてあったか読んだ?」

舌打ちでもしそうな勢いで
言葉を漏らして、白澤は紗英の
腰紐を一気に抜き取った。
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