第3章 現れた少女

とりあえず、少女に話を聞こうと
声をかけようとしたとき、

右から先に声が上がる。


マルコの声だ。


何者……という質問に困惑する少女。


そう、困惑……。


……困惑した顔をしながら、
相手を品定めしているかのような目を向ける少女……

まるで、心のどこかに余裕を持っているかのような……




マルコにビビらない大人びた少女……
いきなり現れた少女にビビる周囲……