第17章 カミングアウト
「勿体無いけど、脱がす」
そう言って、するりと下着を下げられる。
俺のがあらわになり、隼人はそれを握り手を動かし始めた。
「あ、あっ…ぅ」
やば、きもちい…。
「あ、んっぁ、あ!」
うしろにも指を入れられ、ビクビクと体がはね上がる。
「そんな、一緒に……っあ」
「ちょー濡れてるから楽に入ってく。きもちいか?」
満足そうに笑う隼人は、俺の答えを促す様に、焦らしながら言った。
こいつ…。
絶対言わねぇからな。
そう心の中で言って俺は顔を背けた。
「いいのか?イかしてやんねぇぞ?」
「ぁ…っん!」
うしろから指を抜き、隼人は「もうイきそうなんだろ?」と言いたげな目で見てくる。
くそ…。
「も、いいから…早く……」
「早く、何?」
あぁ嫌だ。
全部こいつのペースだよ。
でも実際、もう限界だし。
たまには、言ってやってもいいか。
「早く……イかせて…」
ニヤリと笑った隼人は、「上出来」と呟いた。
そしてぐりっと先端を刺激する。
「あ、あっ!も、無理…っ!」
そうして俺は達した。