第1章 始まりの鐘
プロローグ
おじさん1:よっしゃ!
ピッ!(ホイッスル)
決まったー!まさに小さな巨人!…
拍手…
美羽(みづき)
『うぁぁぁぁ』心の声
美羽-side-
たまたま通った道で男子のバレボの試合が行われていて、おじさんの声に釣られてテレビに目をやった。
そこには小さい体で、でも高く高く飛ぶ小さ巨人の姿が映っていた。
小さい頃から、バレボは好きだった。
幼馴染みの飛雄と毎日毎日2人で練習していた。
いつか一緒に公式戦に出よう!
そしてずっと長くコートに立っていよう!
という叶わない約束もしていた。
所が親の都合で引越ししなければならなくなり、それっきり飛雄とも連絡を取れていなかった。
あの時の約束…
飛雄は忘れてるんだろぉなぁー…
この時私は決意した。
私は烏野に行く!