第12章 *なら及川、お前が退け【岩泉一】ハイキュー!!*
「すげ……」
指を抜いてみれば、そこにはの素直な反応を物語る熱いモノが沢山付着していた。
マジで分かりやすい奴……。
そう思いながら、力尽きているに向かって軽く微笑んだ。
「疲れたか?」
「だい……じょうぶです……」
「休憩するか。な」
「嫌……続けて下さい……」
「お前気ぃ失うかもしれねぇぞ」
「し……しません…!だからっ……先輩…っ」
「そうか……分かった、待ってろ」
の事を考えられなくなって襲ってしまうかもしれないと危機を感じた時に買っておいたゴム。
そんな事態にならなくて本当に良かった。
抑え込んでた日々が実際は裏目だったわけだけど……俺を警戒するどころか求めていてくれたなんて……嬉し過ぎる。
「お前……もう不安じゃねぇか?寂しくねぇか?」
「全然……もう……嬉しくて泣けます…っ」
今度は嬉し涙か……。
悲しくて流す涙よりずっと綺麗だ。
見惚れてしまうくらい……。
「へへっ……ごめんなさい……」
「謝んな。綺麗だから」
「っ……そんな冗談を……」
「ちげーよ。言ったろ、俺は嘘はつかねぇって」
「あ……」
「好きだ、……」
*次へ続く*