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僕の小説のモデルになってください

第4章 一生、忘れない


翌朝、いつものように藍田くんは自分の席で本を読んでいる。

いつものように無言ですれ違うとき、私は胸ポケにしまっておいたメモを彼の机に置いた。

私は自分の席に座り、後ろから彼の様子を眺める。

彼はメモを手に取り、ゆっくり開く。

メモには

『むっつりスケベ! バーカ』

って書いておいた。

彼は後ろを少し振り返り、私の顔を見て微笑む。

そして自分の胸ポケにメモをしまう。

私も彼の顔を見てにっこり微笑んだ。

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