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プリンセスロード~番外編~

第4章 本当の彼


私はそっと、レンを抱き締める。

「大丈夫だよ。
お母様を大切にしたかったと思うなら、これから家族を大切にすればいいんだよ」

レンはふっと笑った。

「お前は、俺の考えつかない答えに、簡単にたどり着くんだな。

やっぱり、俺にはお前が必要だ」

レンが初めて、私に弱い部分を見せてくれた。

これからは私も、甘えるだけじゃなくて、彼を支えていきたい。

側にいてもいいの・・・?

ゆっくりとレンの顔が、近づき、唇が触れた。

「抱いても、いいか・・・?」

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