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あなたとの青春(ひび)
第5章 あいさつ
…コンコン
「どうぞ」
ドアの向こうから低い声がきこえた
「…失礼しまーす」
中は書斎のように本がぎっしり。
その真ん中でエルヴィンは眼鏡をかけて本を読んでいた。
「君は確か…廊下でぶつかった女の子だよね?怪我でもしたのかい?」
ファーユはエルヴィンが自分を覚えていてくれたことに嬉しく思った。
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