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花色*はないろ
第1章 たんぽぽにおはよう
平凡な朝
平凡なわたし
平凡な時間
全てが平凡。
たまに良いことくらいないかな、と思うくらい。
朝ごはんを食べ
はみがきして
着替えて
髪いじって。
櫛で髪を梳かしながら
そこまで可愛くもない自分の顔を眺めていた。
…そういえば、今日席替えするって言ってたな、先生。
「…だる」
そう呟き、カバンを背中につっかけながら
母の後ろ姿に いってきます、と投げつけ
学校へと向かった。
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