第10章 過保護
ジャーファルsideー
シンの腕に抱き留められたヨナは
落下が余程恐かったのか
直ぐに気絶してしまいました
その翌日
煌帝国の方々は無事
お帰りになりました
お帰りのさいに一度ヨナを
起こそうとも思いましたが
姫君に
「寝かせてあげて?あのこ、あの小さな家にいる間あまり眠れてないらしいのよ…
だから。…安心したのよ、きっと。」
ジャ「姫君はなぜそれを?」
「それは言えないわぁ。ま、1つ言えることは
シンドバッド様やあなた達以外にも
あのこを守りたかった不器用な男が居るってことかしらぁ」
ジャ「まさか…」
「知らないわよぉ」
と、
まぁ…そのまさか、もあり得なくはないですかね
意外すぎて信じられないですけど
そして目が覚めたヨナは
姫君達にお別れを伝えられず少し
淋しそうにしていましたが
今ではすっかり元気を取り戻したようで
ヤムライハや私の仕事の手伝いをしてくれています
そして…シンとはー…