第7章 ~提案~
梨緒「話は全部お母さんから聞いたよ。
ここでお父さんとよく練習してた。」
翔「…………………すごい。」
梨緒「え?」
翔「ピアノが………………2台………」
梨緒「ここで、一緒に練習できないかな?」
翔「…………………うん!」
梨緒「良かった。」
そういう梨緒ちゃんの顔は、すごく輝いて見えた。
梨緒「でも、お父さんが帰ってくるまでだから、あんまり時間ないけど。」
翔「大丈夫!俺たちならきっと出来るよ!
頑張ろう?一緒に。」
梨緒「うん。お願いします。」
翔「そうだ、みんなにも梨緒ちゃんのこと紹介したいんだけど良いかな?」
梨緒「一緒にやるなら、しないとだよね。
でも…………………………」
私外に出られないし………って顔をしてたから、俺はすぐ提案した。
翔「俺がここに連れてくる。
それじゃダメかな?」
梨緒「私は大丈夫だけど、みなさんが大変じゃない?」
翔「あの人たちは大丈夫だよ!
梨緒ちゃんなら、わかってもらえると思う。」
梨緒「…………………わかった。」
翔「じゃあ、日にち決まったら連絡するね。
あ、メアド交換してもいい?」
梨緒「うん。」