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キミとコイと―…
第8章 未来
頬を滑っていく涙。
結婚を誓ったあの日から、優也の、俳優の妻となったわけで。
支えるって決めたのは私自身。
なのに、その逆のことをしている気がしてならない。
「寂しい」とか、「構って」なんて言えない。
朝早く出て、夜遅くに帰ってくる。
忙しい彼は、睡眠が一番の休養。
そんな生活の繰り返し。
(今日くらい早く帰ってきたって…いいじゃん……)
なんて考えているうちに、いつの間にか私はソファの上で眠りに落ちていた。
(愛桜side)
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