第7章 それから
自分のなりたいものに突き進むべきか、愛桜を守るために突き進むべきか…
帰り道、ずっとそんなことを考えてた。
愛桜の話も自然と流してしまってて…。
心配そうに見つめてくる愛桜に気づくのがやっとだった。
愛「優也、大丈夫?顔色悪いけど…最近ちゃんと寝てる?」
そう聞かれて、俺ははっとした。
家には今誰も居なくて、ずっと考え事をしていた。
ちゃんと寝れてないな…。
愛「優也…切羽詰まってるでしょ?私には分かるよ。」
自分では気づいてないけど、愛桜には分かるみたいだ。
優「あのさ…」
俺は全てを話した。