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女の私の憂鬱 《黄瀬涼太》

第8章 卒業ーエピローグー


「黒子っち!変態扱いは酷いっスよ!」

「僕は真実を言ったまでです」

「冷たいっスよ~椿っちは俺が変態だなんて思ってないっスよね?」

「…いや、かなり変態だと思う」

「ええ!?椿っちまで!!」

(いやいや、今までの行為はどう考えても変態しかないだろ)

心の中であれやこれやを思い出していた。

「氷童ちんがそこまで言うなら変態なんだ~」

「黄瀬、どこまでいったんだよ~」

桃井は黄瀬を少し遠目で見るような感じで語り、青峰はニヤニヤしながら黄瀬に聞く。変態コンビだな…

「んーまだ、ぜんぜんっスよ~椿っちがいつも逃げるんスよ~」

「黄瀬、余計な事喋るな」

「はいはい~あ、皆でアルバムに寄せ書き書くのはどうっスか?」

「あ、悪いな黄瀬、皆書いたぞ」

「え?!なんスか!それー!」

赤司の発言に驚きを隠せない黄瀬。俺も勿論、皆のアルバムに寄せ書きを書いた。

『ありがとう、皆に会えた事は一生忘れない…』

桜の花びらを見ながら、この瞬間をゆっくり噛み締めた。
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