第2章 プロローグⅠ(中学三年)
たまたま....たまたまね。烏野高校に行ったら、好きになっちゃったんだ。
パシッ
「おっ片桐また自己ベスト更新よ!!すごいー!」
たまたま私たち北川第一中の水泳部のメンバーは中学のプールが使えないということで、烏野高校のプールを使わせてもらっている。
「んーあーー!ちょっとつかれたから向こうでやすんできますね♪」
この日。。運命の出会いがあるとも知らずにね。
「あのー、さっき泳いでたの君かな??」
烏野高校排球部....バレー部??多分高1?私よりひとつ上。
「えっあっはい(*^^*)」
「ハイ。これどうぞ」
渡されたのは一本のミネラルウォーター。。。
「え??ええっと。」
「あー。これ、俺が今買ってきたやつなんだ(笑)で、たまたまプールの方をみたら君がいて....おっお疲れ様?てことでこれはいどうぞ(*^^*)」
面白い人....(*^^*)
「ありがとうございます♪あのお名前を教えてもらえませんか?もしかしたら来年私ここの高校入るかもしれないので!」
「あっえっと《菅原孝支》です。」
「私は。《片桐綾乃》です!よろしくおねがいします!」
先輩は少し照れたみたい(笑)
「片桐。よろしく」
いきなり名前呼び(笑)
「あのー。菅原先輩。メアドとケー番交換しませんか?このお水のお礼もしたいので」
「ん?いいよ」
私、この人好きになっちゃったんだ。
一目ぼれかもしれないな。