第13章 以外な人物からの*松潤*side
『あ…もしもし…松本さんですか?』
その声は…きっと相葉さんが
聞くべき相手の声
#NANE1#だ。
「なんで番号?」
『あ…大野さんから…』
「なるほどね…で?」
『あ…あのですね。
…松本さんは女性に何をプレゼント
とかしてほしいですか?』
なるほどね。
で、リーダーは答えれなかったのね
いや…答えがダメだったんだ。
たぶん“何でもいいよぉ?”だろ。
「相葉さんに?」
『あ、相葉さん…じゃなくて…』
でも、男…だろ?
おいおい…まじか…
『お…お父さん…?』
いや。疑問系って…
「ふーん…お父さん…は
二宮くんか?」
『え!!?なんで…』
やっぱりか。
ニノの最後の頼みってわけか?
それともお詫びのプレゼントか?
「……愛…」
『え?あ…愛ですか?』
「そう。カズは寂しがりやだから…
愛でもやれよ。」
『愛…ですか…』
「うん。…寝るわ…おやすみ」
返事は聞かずに、
俺は携帯の電源をきった。
お前なら出せるよ。
愛…の答えが…