第34章 嫉妬しないの?*相葉*side
カチャン…カチャン…
倉庫に近づくたびに
聞こえてくる業務用のホッチキスの音
それは愛しい彼女からの合図で…
呼ぶ声でもあった。
ソッと入って彼女に抱きつき
首もとに顔を埋めた。
『これで何回目?』
なんて笑いながら答える
何回目なんてわかんない。
ただ愛しくて何回も来てる気がする。
「…ねぇ…かまってよ…」
『仕事中なんですよ…一応…』
そう言いながらまたまた
仕事に戻る
もぉ…相葉くん怒ったよ?
「じゃあ、いいもんね~
他の女の子に捕まっても知らなーい」
なんて言いながら
俺は倉庫を後にした。
相葉くんがいつもどういう気持ちで
嫉妬してるか教えてやる!