第31章 お馬鹿な人*nino*side
ガチャンっ
「ふぁ~…おはよ~…」
ゲームをしながら楽屋に入ると
そこにはソワソワした馬鹿がいた。
「ねぇ…J…
これは触れた方がいいの?」
なんて雑誌読んでるJに聞くと
ふっと笑って頷いた。
「はぁ…めんどくせぇな~…
で、相葉さん何なの?」
「あ…あのね?あのね!」
そう言ってソファーに座る俺の
横に密着して座ってくる相葉さん
「が今日、大輝くんに会うの!」
「呼び捨てになってんすね」
そう言うと相葉さんの顔は
見る見るうちに真っ赤になった。
「照れんなや…自分で呼んだんでしょ。
ま、いーや。…で?」
「あ、う…うん。
それで…ちゃんと話して決着つけるって…
でもさ…でもさぁ…
この前キスしたヤツだよ!?」
あぁ…そういうこと。
噛まれないか心配なわけね?
「見に行けば?」
「は!?し、仕事だし!
ていうか信じてるし!」
「はぁ…じゃあ待機ですね。
ま、何かあったら電話でも来るでしょ?」
相葉さん…好きなんだな。
本当に愛しくてしょうがないんだ。