第1章 メイプルとハンバーガー
朝食にメイプル。昼食にメイプル。夕食にメイプル。小腹が空いたらメイプル。どんな時だってメイプル。そう……僕には……────
「メイプルしかないんだよ……」
「ダレ?」
「マシューだよ。クマ太郎さん」
「クマジロウナンダケド。ッデ…ドウシタ?ジギャクカ?」
「う〜ん。メイプルメイプル」
「ハンバーガーハンバーガー」
「…………」
「…………」
「誰?」
「アルフレッドなんだぞ。……まさか君にそれを言われる日が来るとは思わなかったんだぞ」
解ったか?兄弟。いつも僕のこの扱いの酷さを……。
END.