第19章 トラブル
ふと、雑誌コーナーに目を向ける。
お、ジャンプ発売土曜日だったんだ、
買ってこーかなぁ。
あ、でも悠斗にあとで見せてもらえばいいんじゃない?
んー、
どしよっかな。
そんなコトを考えていたせいだと思う。
注意力がかけていたせいで、雑誌近くに設置してあるATMを使用した人とぶつかってしまった。
ドン
みゆき 「わぁっ!?」
そのはずみで、ジャンプを片手にもっていた私はそれをなげだし、その場に尻もちをついた。
派手に転んだ衝撃に、うー、と唸り声をあげて、痛みに耐え抜くと、慌てた女性の甘ったるい声が聞こえてきた。