第1章 プリンセスlesson❤︎
ジルのひと声で
プリンセスになったリリア…
とても光栄なことだし
選ばれたのならその責任は果たしたい
(でも…私に出来るのかな…)
昼下がりの静かな部屋の中で
一人ぼっちで少し不安を感じていると…
コンコンとノックの音がして
一人の男性が入って来た
(うわっ…かわいい男の人…)
クリクリとした大きな目で
人懐っこい笑顔を浮かべている
「あっ…リリア様だよね?
リリア様の執事を務めさせて頂く
ユーリです…よろしくね?」
そう言ってさらにニコッと笑った
「ユーリ…さん
よろしくお願いします」