第2章 ジル•クリストフ❤︎lesson1
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リリアは疲れ果て
すぐに眠ってしまったようだ
ジルはまだピクピクと脈打つ
自分自身を見て
大きなため息をついた…
「私としたことが…
危うく貴女に溺れるところでした
特定の女性を
自分一人のものにしたいなどと…
子供じみた考えを持ちそうなほど」
ジルは眠るリリアの瞼に
そっと口付ける
「無邪気な貴女を見ていると…
柄にもないことを
夢見てしまいそうで困りますね…
貴女は…プリンセス
私は……」
そしてリリアの気怠げな美しい寝姿を
いつまでも見つめていた…