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過去と、今と、未来の狭間で【進撃の巨人 エルヴィン 前編】

第58章 お人好しの生贄







考えている間にもリヴァイとミケが密かに酒を飲まないように命令し、
まだ酔い潰れていない兵士にはすぐ動けるように指示を出していた。


あとは襲撃者の目的を絞って、
エルヴィンからの命令を待てば良い状態なのだが、
外にいる不審者はなかなか距離を詰めてこない。

何かを待っているのだろうか、とナナシが集中していると、
遠くから馬車のような音が聞こえてきたので
「まさか・・・」と思う。

嫌な予感を後押しするように馬車が会場外で止まると、
不審者達が一斉に会場へ押し寄せる気配を感じたので、
ナナシは万が一の時の為の『保険』を早口で伝えた後、
二人から距離を取った。




ナナシの話を聞いた二人がそれに従い、
それぞれ行動を開始した直後、
扉が乱暴に開け放たれ銃声が会場内に響き渡った。





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