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新章イケメン大奥✳︎逆ハーレムの世界✳︎〔裏〕

第7章 九条


しばらくして
瑠璃が九条の腕の中でまどろんでいると
九条がゆっくり語り出した。


「俺はあんたが好きだけど…
あんたが困ることはしない。
めんどーなことは大嫌いだけど
あんたが選んでくれるなら
正室にもなる。」


「うん…」


「待ってるからー」


「ありがとう…九条。」


その時、そっと部屋の前から離れた
人影は城の外れへと駆けて行く。

数刻経ち、眠る二人の耳に
遠くから微かに聞こえる
笛の音を奏でるのは
切なく目を細めた麻兎だった。


「火影…
お前の気持ちが解ったよ…」
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