第17章 最終章〜bitter&sweet1〜
…瑠璃は幸せだった。
春日局と結ばれるのはこれで二度目…
でも前回とは意味がまるで違っていた。
愛し合っている者同士の情交…
それがこんなにも尊い気持ちに
させてくれるなんて。
激しく行き来する熱い肉杭…
それが送ってくるものは
強い快感と、
限りなく愛しいと思う感情だ。
「あぁ…春日局様…」
優しく口付けながら
身体を揺らす春日局に
幸福に包まれながらしがみつく。
しかし。
「あぁぁぁ…」
瑠璃が一筋の涙を零しながら
静かに達すると…
春日局が語り始めた。