第17章 最終章〜bitter&sweet1〜
全身を赤くする瑠璃を見て春日局は
愉しそうに…くっくっくっと笑う。
「相舐めはしたことがないのか…
それは良い。」
眼鏡を外した春日局は
半ば強引に瑠璃の腕を引くと
自身の顔を跨がせた。
初めて見た春日局の素顔は
とても整っていて…
瑠璃の目を一瞬で奪ってしまう。
しかし今、目の前にあるのは…
彼の雄の象徴だ。
それは紅黒く…薄暗い部屋の中でも
濡れ光っているのがわかった。
長くそそり立つそれは、
瑠璃を誘うように先端をこちらに
向けている。
こんなに間近で…
と瑠璃が息を飲んでいると。