第10章 夏津
口調はいつもの夏津らしく横暴だし
こんなに恥ずかしい格好を
させられてるのに…
私を舌で弄ぶ夏津は
とっても優しくて丁寧だ。
だけど剥き出しにされた蕾は敏感で
どんなに優しく触れられても
私を絶頂に導き続けた。
なんでかわからないけど…
涙が出る…
「んんっ!ん!ん〜!」
「もうとろとろだな…
そろそろ声を聞かせてもらおうか。」
そう言うと夏津は、猿ぐつわを外し
その手ぬぐいで今度は
私の両手を縛った。
その手を頭の上に上げさせられるだけで
恥ずかしさが込み上げて下半身が
じゅんっ…と疼くのがわかる。
「なぁ、これからどうして欲しい?
涙なんか流して…やめてやろうか?」
脇の下を舐めながら囁く。
あぁ…夏津…
そんな訳ない…だって、私のあそこ。
勝手にぴくぴくって動いてる…
夏津も気付いてるらしく
口元に微かな笑みを浮かべながら
時々指で私の花びらにつーっと
指を這わせる。
「ちゃんと上の口で言えよ?」
「…っ!…夏津の…夏津のが欲しい…」
「かしこまりました。上様?」