第4章 夏と言えば海!!
「冷たーいっ」
やっぱり、海は最高!!
…ん?シロップのような甘い匂いが立ち込める…。
その匂いの方に振り返ると、かき氷の屋台が出ていた。
なんか…嫌な予感が…。
「私、かき氷食べたい…」
突然マリーちゃんが、そんなことを言い出した。
結局またこれだ。
私は今、シンタローとかき氷器を動かしてる。
何このパターン!?
祭りの時と同じじゃん!!
「あれ?きょうは、如月ちゃんが宣伝しなくても…客が来てるね?……やっぱり、シンタロー君のオエゲロかき氷を食べにー…」
んなわけ無いっつーの…。
逆に客が減ったような気がすんだけど!?