第12章 ~3月~
そう思って目を閉じた。
?「#NAME1#?お待たせ。」
声をかけられ目をあけた。
目の前には、汗だくのカズくんがいた。
和也「ごめん、もう終わっちゃったね。」
なんて、笑いながら言ってる。
私は目の前の現実が受け入れられなかった。
さっきまでいなかった人。
会いたいと願った人。
そんなことを、考えていたとき
ギュッ
和也「遅くなってごめん。
心配したよね?来ないんじゃないかって。
この時間まで待っててくれてありがとう。」
カズくんが私を抱いて言った。
カズくんのぬくもりを感じて、やっと本当のことだって理解した。
「カズ………………くん……………!」
和也「ごめんごめん。
そんな泣かないでよ。泣かせないって約束したのに俺。」
そういって、わたしの頭を優しく撫でた。
その手にすごく安心した。
本当にカズくんが戻ってきたんだって。
嬉しくてたまらなかった。
和也「ちゃんと蹴りつけたから。
#NAME1#?これからも一緒にいてね。」
「………………………。」
私は頷くことしかできなかった。
泣きすぎて言葉が出なかった。
和也「#NAME1#、顔あげて?」
CHU……………………………
わたし達は、満天の星空が咲く下で
長い長いkissをした。