第12章 ~3月~
刻々と時間は過ぎていく。
あと、8日、7日………4日、3日……
佐姫「#NAME1#!」
「どうしたの?」
佐姫「嬉しいお知らせ!」
「珍しく明るいじゃん。」
佐姫「先輩たち、みんな同じ大学行くんだって!」
「え?」
佐姫「雅紀くんに合わせてくれたらしいの。
みんなで行こうって!」
「嘘…………………」
佐姫「こんなこと嘘言わない!」
「大学でもうるさくなりそうだね。」
佐姫「ねえ、#NAME1#?」
「わかってる。一緒に行こう?だよね。」
佐姫「うん!」
大学でも一緒。
でも、私はもう嫌じゃない。
先輩たちのことむしろ大好きだよ。