第11章 ~2月~
佐姫「#NAME1#、行くよー!」
「はいはい。」
佐姫は私の腕を掴んで、先輩たちのクラスに超特急で走っている。
雅紀「佐姫!#NAME1#ちゃん!」
やっぱり出迎えてくれたのは相葉先輩。
智「なんか、すげー久しぶりだね。」
潤「前まではこれが普通だったのにね。」
佐姫「あれ?」
私も異変に気がついた。
佐姫「和也先輩、来てないんですか?」
潤「うん。そうなんだよね。ね、翔くん?」
翔「…………………あー、うん。そうそう。」
翔先輩、何か知ってるのかなぁ?
なんて、翔先輩を見てたら。
翔「#NAME1#。」
声かけられた。
「はい、なんですか?」
翔「放課後空いてる?話したいことあるんだけど。二ノのこと。」
先輩はみんなに聞こえないように、自然に私のところへ来てそう言った。
私は頷いた。