第11章 ~2月~
そんなこんなで完成。
佐姫「出来たー!」
「あとは、ラッピングだけだね。」
佐姫「ありがとう、#NAME1#。」
「いーえ。」
佐姫「……………………………。」
「……………佐姫?」
佐姫「#NAME1#はさぁ、寂しくないの?」
「え?」
佐姫「だってさ、このイベントが終わったら、次は卒業式でダンスパーティーがあって。
先輩たちは卒業しちゃうじゃん…………」
佐姫が久々に吐いた本音。
泣きながらそう言った。
そういえば、私たちそんな話したことないや。
カズくんは卒業したらどうするんだろう…
佐姫「……………………私、雅紀くんがいないなんてやだよぉ……………」
「別に一生会えなくなるわけじゃないし。
それ、私に言う言葉じゃないよ。」
佐姫「#NAME1#……………………。」
「大丈夫だよ。きっと。
相葉先輩は、佐姫を悲しませるようなことしないと思うから。」