第10章 ~1月~
気がついたとき、私はベッドの上にいた。
でも、確実にそこは私の部屋ではなかった。
「あれ………………私…………。」
?「やっと起きましたか?
まだ熱があるみたいですね。寝ててください。」
「二宮先輩……………。」
和也「もう、びっくりしたんですよ。
目の前で倒れそうになってるから。
おかげで、コンビニで買ったもの全部落としちゃったし。」
「え?」
和也「でも、ほっとくわけにいかないし。
そしたら、#NAME1#ちゃんで。
とりあえず、うちに連れてきました。」
「すいません。」
和也「ホントですよ。
俺があそこにいなかったら、どうなっていたことか。」
「ごめんなさい…………。」
和也「別にいいです。
どうでもいい人だったら、連れてこないんだから。」
「………………二宮先輩……………」
和也「ねえ、だから、寝ててください。」
「二宮先輩。」
和也「なんですか?」
「ありがとうございます。
こんな私のために……………」