第8章 ~11月~
「お待たせしました。」
翔「ありがとう。いい匂い。」
「私、自分がお粥苦手で、うどんしか作れないんですけど大丈夫でしたか?」
翔「うん、ありがとう。」
「じゃあ、どうぞ。」
翔「いただきます。」
「……………先輩、最近寝てなかったんですか?」
翔「おいひ。」
「聞いてますか?」
翔「うーん、美味しい!」
「し・ょ・う・せ・ん・ぱ・い?」
翔「………………もう、なんでバレちゃうかなぁ。」
「リビングに置いてありました。
雑誌がたくさん。それ見てて、寝てなかったんでしょう?」
翔「そこまでお見通しなの?」
「はい。ちゃんと寝てくださいよ。」