第5章 裏切り者?
「一旦、学校のグラウンドにいくぞ」
そのリボーンの一言で、ツナんちを出ることになった。
*グラウンド*
またしても沈黙が訪れる。
それを破ったのは、魅月だった。
「……ふふっ」
「何がおかしい」
隼人が、魅月にそう言う。
「ハハハハハッ」
魅月は、狂ったように笑い始めた。
壊れたように笑う。
「こんなに早くバレるなんて…。」
待って……。裏切ったのに、何でそんなに悲しい顔をするのよ。
何で泣きそうな顔をするの?
「……じゃない」
「どうしたの?黒唖…」
「魅月は、裏切り者じゃないっ!!」
僕は、そう叫んでた。
「なっ!?…てめえ、コイツは裏切り者だろ!」
「そうだよ?私は…」
「ならっ!」
「「っ!?」」
皆驚いている。魅月も。
「なら、何でそんなに悲しい顔をするのよ!!何で泣きそうな顔をするのっ!?」
「してないよ…してないっ!」
バッ!!
魅月は、そういって何処かへいった。
「アイツ!!…飛べるのかっ!?」
「たぶん、死ぬ気の炎を使って飛んでんだ」
魅月……。