第2章 積極的?【月島蛍】
『…蛍、これどういう状況?』
月「は?壁ドンもわかんないの?」
蛍は私を見下して言う。
『何が目的なの?』
月「別に?特に目的はないよ」
『ないの!?…じゃあ行くね』
そうやってすぐ逃げようとした時
月「簡単に逃がすわけないデショ?」
『~ッ!?///』
蛍は私の足の間に自らの足を食い込ませる。
月「なにその反応。…期待していいの?」
『…は、はぁ?』
蛍と目を合わせられない
たぶん今顔赤いからあまり顔を見られたくなくて顔をそむける
月「…こっち見て」
『…』
月「…素直じゃないなぁ」
蛍は少しだけかがんで私と目線を合わせる
そのまま私にキスをした
月「―――いい加減僕の気持ちに気づいてよね」
蛍は目を逸らしながら言う
…照れてるんだな
月「…ほんと鈍感で困る」
はぁとため息をついてから、少しだけ顔を赤くして言う
月「だから…好きって言ってんの…//」
『……うん、私も好きだよ…蛍』
そういった時、彼はゆっくり微笑んだ。