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【ハイキュー!!】短編集

第17章 大きい【西谷夕】



いつかクラスの女子が言ってた

「西谷ってちっちゃいよね」

「高校生なのにー笑」

「バレー部なんでしょ?」







『夕は大きいよ』

西「どうした?急に」

『皆夕の事小さいってばかり言ってたから。…私は小さいって思ってないからね、夕』

幼なじみの夕は高校男子にしては確かに小柄

なのにバレー部の"守護神"なんて言われてる


『夕は背中が大きいんだよ』

『男らしいし』

『夕はカッコイ「分かったから黙れ!」え』

西「好きな奴に自分を誉められたんだぞ!…照れた!」

堂々と"照れた!"とか言う?普通

やけに堂々として裏表とかなくて、幼なじみとして誇り

つい笑ってしまう

西「…お、笑ったな!いいか、笑ってるとなぁ、良いことあんだぞ!だから笑ってろ」

『ありがと』

西「烏野の背中もそーだけどよ、お前も俺が守ってやるよ」

嬉しい

西「だから、絶対笑って戻ってこい!泣くとか許さねぇからな!」

嬉しい嬉しい

西「俺はお前と笑って過ごしてたいんだ!たまには俺の我が儘聞いてくれよな?」

嬉しい嬉しい嬉しい


看護婦「そろそろ時間よ」

『…はい』

看護婦「頑張りましょうね」

西「あの、これ、そばに置いてやって下さい」

看護婦「…!!えぇ、分かったわ」

西「おい!忘れんなよ!笑って、だぞ!!」








夕の励ましもあり、その後私は、また夕と笑って過ごすことができた

私のポケットの中にはあの時夕がくれた大事な物がいつも入っている

―――――――

解説

病気で入院していた夢主さん

手術前に励ましに来たノヤっさんとの会話でした

ちなみに最後、ノヤっさんが看護婦さんに渡したのは手術成功の御守り、という設定です
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