第65章 あなたの好きなとこ〈花巻貴大〉
貴「……さっきはごめんな?朱鳥とこ困らせちまって……。」
少し笑い合った後、貴大くんが謝った。
「ううん。もういいよ。それに、貴大くんが私のことすごく大切にしてくれてるってわかったし。」
貴「俺も朱鳥が俺のいろんなとこが好きだってわかったから満足。」
せっかく、許してあげたのに、貴大くんはそんなに嬉しかったのか、ちょっとニヤつきなが言った。
「ちょっと、それはもう言わないでよー!」
貴「ごめんって、本当嬉しかったからつい。お詫びになんか甘いもんでも奢ってやるからさ。」
「…うん!ありがとう!」
やっぱり甘いものが好きな貴大くん。
だけど、そんな貴大くんが私は本当に好きなのですっ!
-あなたの好きなとこ-
END