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REG〜Real Ero Game〜

第1章 #1 New game


私立綺憐高校。(しりつきれんこうこう。)
そこに通う私、千厩 美優(せんま みゆう)
アニメとゲーム大好き、超のつくオタク。

そのおかげで、クラスに全く馴染めていないでいる…
勉強するために学校行くようなものなので、あまり充実してはいない…

今日も今日とて、授業受けて終わり。
部活も入ってないので帰る。


そう言えば、今月のお小遣いまだかなり余ってる。
中古屋にでも行って新しいの一つ買おうかな…

そう思い、近くの中古古本屋みたいなとこに足を運ぶ。


適当にパソコンソフトのところをふらふらする。
「…あんまりいいの、ないな…」
ずらーっとソフトの並ぶ棚をざっとみる。

「…!」
ふと目に止まった、真っ青な背表紙。
引き抜いて見てみると

リアルゲーム、と白色で書いてある。
血みたいに滴る感じで。

参考画像とか全くなくて、裏表紙には
「入り込める、リアルなRPG型ゲーム」
とだけ小さく書いてあった。

価格は…
500円。
安い。とんでもなく安い。

「多分、小さい会社のやつか何かかなぁ…、安いし試しにやってみるだけやってみようかな…」

好奇心10割。
面白くなかったらすぐ売る気でいた。


「ただいま」
「おかえりなさい」
母との何気ない会話。

夕食まで時間があるので、自室に移動。
早速買ったゲームをするのである。

鞄を下ろし、レジ袋からソフトを引っ張り出す。
プラの包を剥がし、中身確認。

説明書…というか、紙切れが挟まっていた。
白い紙切れに、青い文字で
「当ゲームをプレイして、プレーヤーに事故、または障害が起きた場合については、一切の責任は負いません。」

ワープロとかで打ったんじゃなくて、手書きの粗い文字。
曰く付きとかそういうのかな?と思ったけど、心霊的なものはわからないので、怖がることなくインストール。

インストールの最中、パソコンのディスプレイが真っ青になった。

いや、ディスプレイではない。
私の目の前が、真っ青になったのだ。

何かに手を引かれるように、私は気を失った。
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