第1章 幼少期と日常
<序章>
家族は覚えてない
物心付いた頃から研究室で人体実験されていた
そこで"盗魔眼"を埋め込まれた
少年は人を恨み、憎み、研究者全員を殺した
そして心を闇に染められたまま、ただ歩き続けた
宛もなく歩き続け、遂に倒れた
そんな少年に…一頭の竜が舞い降りた
竜は少年を救い、心の闇を祓い、魔法を与えた
そして…"人の愛を知れ"と言い残し、姿を消した
竜を見送った少年は旅に出て、とある研究者に出会った
友ができ、研究者に新たな魔法を教わった
研究者の元を離れた少年は再び旅に出た
最中にある旅人と出会い、友となった
友と二人で賊退治や討伐の依頼を熟していった
ある時、大人にもっといい仕事はないかと尋ねた
「ならば【妖精の尻尾】に入るのはどうだい?」
(ここで、俺は変われたんだ…)