第3章 祟り寺の仔
〜勝呂竜士 side〜
何でや……!何でこうなった⁉︎
「“祟り寺”の和尚が金の取り立てに来はったわ。おお、コワコワ。ヤクザみたいな顔して……息子もそっくりな目つき…」
「ははは、えげつない事言うなぁ?」
なんで笑う…
「竜士、お前は寺なんか継がんで、好きに生きはったらええよ」
なんで…⁉︎
「俺は、このままは嫌や‼︎」
サタンの所為や…!
「俺、勉強して祓魔師なって、サタン倒す!!!そんで、寺立て直すんや!」
「ぷははは…!サタン倒すて…⁉︎」
「⁉︎」
「面白い事言う子やなぁ」
「…お、俺は本気や…!本気なんやぁ!」