第11章 強い気持ち【及川 徹】R指定
「葵?
どうしたの??」
ドアの方から声がした
そこには、少しだけ息があがっている徹の姿
葵
「…っ!」
思わず後へ逃げていく
及川
「(ガシッ)」
けど、すぐに腕を掴まれた
及川
「ねぇ、こっちむいて?」
葵
「………」
及川
「そんなに俺の方見ないなら、向かせる」
ーーーーーグイッーーーーー
掴まれていた腕が勢いよく徹の方へ引っ張られる
及川
「何で泣いてたの?」
葵
「徹は他の子が…いいんでしょ
だから、私に構わないんでしょ…」
及川
「……
他の子がいいわけないだろ」
さらに腕が引っ張られ引き寄せられる
ーーーーーギュッーーーーー
「他の子が良かったら付き合ってるわけないじゃん」