第5章 無表情な顔の奥【孤爪 研磨】
葵
「研磨ー!部活っ
行くよー!!!」
弧爪
「んー…」
葵
「ほらほら!行くよー!」ズルズル
動こうとしない研磨を引っ張っていく
葵
「もうすぐ練習試合なんだからっ
シャキッとして!シャキッと!!」
弧爪
「~……」
「おれ、疲れるの好きじゃない
練習試合近くなって、疲れる機会多いし」
葵
「何いってんの!疲れるのは当たり前でしょ?!
それに、研磨いないとみんな困るんだよ?
だいたい、そんなこといって、真面目にするくせに」
弧爪
「(ムスっ)」
こんな感じだけど、私は、研磨が好き
いつも、やる気がないくせして部活はちゃんと真面目にする(まあ、今日みたく練習試合近くなると椅子から離れようとしないんだけど笑)
人と接するのキライだけど、最近はみんなと馴染んできて…
研磨って、こう、なんというか…
かわいい?って感じでさ、好きなんだ
無表情だけどね