第20章 華火【菅原 孝支】
菅原
「葵、人多いから手繋いどくべ」
葵
「えっ!手、!?//////」
菅原
「いやか?」
ぶんぶんと、首を振った
そっと、彼の手に自分の手を重ねる
ーーーーーギュッーーーーー
強く握られた手
驚いて彼の顔を見る
スガさんは、人差し指を口元にあて、内緒とでも、言うようにイタズラっぽい笑みを浮かべた
しばらくしてから、
菅原
「葵、抜けないか?」コソッ
葵
「え?」
「でも………」
チラリと大地さん達を見る
菅原
「大丈夫!
大地ー!!津田、財布落としたみたいだから探してくるべ!」
澤村
「えぇ!?だ、大丈夫か?
なんなら俺達もいっsh「いい!大地は祭り楽しんどいて!!」
そして、スガさんは手を引っ張って大地さん達のいる方とは正反対の方向へ進む
少し離れた茂みにきた
菅原
「ふぅーっ
葵、大丈夫?」
葵
「大丈夫です!スガさんは?」
菅原
「俺は、大丈夫!
葵、浴衣似合ってる////」
かぁっと私の顔が赤くなるのが分かる
葵
「ありがとうございます////
スガさんも袴、かっこいいですよ」
菅原
「ありがと!ニコッ
それにしても、葵、付き合ってるんだから『スガさん』じゃなくて、
ちゃんと『孝支』って呼ぶべ」