離れていく悟の背中を、は呆然と見送った。
悟
『お前全然ダメ。 死体片付けるの面倒だから術師なんて辞めたら?』
(……ああ…同じ否定の言葉なのに全然違う…。)
(私…アレから全然成長出来てないし…。)
(悟にとってはずっと迷惑な存在だったんだ。)
本当は、ずっと10年も続く様な関係では無かったと、分かっていた。
(…だけど、悟が何だかんだ居てくれたから…。)
(ずっと幸せで、目を瞑っていた。)
の目から涙が流れた。
(今度こそ本当に……悟を諦めないといけないんだ…。)
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