
幼い頃に両親が死んだ。
そして、昨日。
一緒に暮らしていた祖母の葬式も終わった。
仏間にボーッと横になって、両親の横に新しく並んだ祖母の写真を見ていた。
スマホが鳴り、液晶画面を見ると、昨日まで葬式に出ていた『爆豪勝己』の名前だった。
勝己
……………。
……どうしたん?
自分から電話を掛けてきたのに、勝己はしばらく黙っていた。
勝己
……いや…、お前、大丈夫か?
とっくに成人を迎えている仁美が、高校生に心配されている。
…大丈夫って?
勝己
これからの事とか……。
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