【第1話 お友達になりましょう】
仁美が背後を振り向くとそこには……。
血の付いたナイフを握って、見下ろしている女の子が無表情で立っていた。
っ……ひっ!!
仁美はあまりの驚きで、息が止まった。
そして、個性発動。
仁美は、息を止めた分だけ、時間を巻き戻す事が出来るのだ。
狙った個性発動だった訳では無かったが上出来だ。
仁美は出来る限り息を止めなながら時間を巻き戻した。
っ!はぁっはぁ…!
数分…、いや数秒かもしれない。
だけれど、先ほど女の子が居た網戸はしっかり閉まっている。
仁美は急いで網戸からドアを閉めた。
鍵をかけたその瞬間、ドアにバンッと手が当たった。
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