背中にコツンと部屋のドアがぶつかった。
………。
これ以上後ろに下がらないのに、また勝己の顔が近づいた。
(……ああダメだ…。)
(これ、ハッキリさせないとズルズルする。)
勝己の唇が再び触れると、仁美はそれが荼毘やホークスと違う事がハッキリ分かる。
一過性の快楽を楽しむだけのキスでは無く。
そのキスは間違い無く、気持ちが入っている。
(重ねるだけのキスなのに…。)
(知っているキスより気持ちがざわつく。)
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