必死に涙を拭いて、鼻をかんだ。赤くなった目元と鼻と鼻声を隠すことは難しかった。
陽一…
陽一
大丈夫か
よしよし……
……
陽一に抱きしめられたのは随分と久しぶりで、懐かしい匂いがした。
うっ、えぇん……
お母さん
あら!陽一くん…!
ごめんなさいね、こんな状態で
いいえ……
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