鬼鮫
羽虫なんかどうだっていいんですよ。集中力がないのもいい加減にしなさい。話の続きはどうしました?
牡蠣殻
話の続き?私が不良品だと言う話ですか?どう続ければいいんですか、そんな話。
鬼鮫
続ける必要ありますか、その話…。
牡蠣殻
返品しようにもクーリングオフはとうに過ぎてるでしょうし、よしんば新しい私がやって来たとしても上手く馴染めるかどうか。取っ付き易くて良い私だといいですね。
…ねえ…?
…あまり広がりませんよ、この話題。
鬼鮫
そりゃそうでしょうねぇ。馬鹿馬鹿しい。
あなたの頭は鶏頭の上にスでも立ってるんですか。私の言う話の続きというのは……。
牡蠣殻
あ!角打ちと干柿さんのお顔の話!そうですよね?元々その話をしてましたもんね。そうでした、そうでした。ユスリカとかクーリングオフとか余計な話をするからわかんなくなっちゃいました。止めて下さいよ干柿さん。
鬼鮫
…また訳のわからない言いがかりを…。
牡蠣殻さん。
私は他人の身を削るのは好みますが、他人に身を削られるのは好まないんです。なのにあなたといるといつもいつも疲労と脱力で身が削れる思いがするんですよ。
牡蠣殻
そうですか。
鬼鮫
そうですよ。忌ま忌ましいでしょう?そろそろ死にますか?
牡蠣殻
いやまあ、それはそれとして。
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